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 【麻布中学校説明会レポート】 私立中学校 説明会レポート 


 麻布中学校 説明会レポート  

 

 

麻布中学校説明会レポート

 

日時:H22年10月16日(土)14:00〜  晴れ

参加者数:約1,300人

配布物: 学園案内、生徒募集要項、説明会次第、学園説明会アンケート

内容
■14:00〜14:05   『はじめに』   事務長 山田昭先生
・説明会は3回行うが、内容は全て同じである。
・説明会終了後に施設を見学することができる。
・アンケートにご協力いただきたい。
・その他、資料の確認、本日の予定、先生の紹介。

■14:05〜14:20   『麻布学園の紹介』   校長 氷上信廣先生
・自由と自主自立の校風で、115年の歴史で築いたものである。
・1895年、江原素六先生により東洋英和学校内に創立され、1900年に現在地に移転した。毎年、中学1年生が墓参する。
・江原先生の伝記を読むことを夏休みの宿題とし、読書感想文を書かせている。
〜生徒3人の読書感想文を紹介〜
・中高の6年間は個性が育ち、人間形成の場であるため、他のどの時代よりも大切である。
・自分で判断し、自分で行動し、自分で責任を持つことが目標。
・芸術や技術、家庭科、体育を大切だと考え、主要科目と同じように扱っている。

■14:20〜14:45  『スライド』   説明:校長 氷上信廣先生
〜麻布学園の生活について(授業風景、施設、クラブ活動等)〜
・図書館の蔵書は8万冊。
・高校の硬式野球部は部員が少なく、すぐレギュラーになれるのでお勧め。甲子園を目指しているが、今年も1回戦で負けてしまった。
・食堂は130人入る。お弁当が原則だが、みんな朝のうちに食べてしまう。
・近所の愛育幼稚園で実習をすることがある。
・卒業式では300人一人一人に卒業証書を渡している。

■14:45〜15:05  『入学試験の留意事項と教科について』   教務主任 佐藤俊彦先生
●入学試験の留意事項
・調査書や健康診断書は必要ない。
・2月11日に入学許可者説明会があり、本人と保護者は必ず出席すること。不参加の場合は入学を取り消す。
・繰上げ合格者には電話で通知する。携帯電話等、日中に連絡が取れる番号を書いてほしい。繰上げ合格者も正規合格者と同等に扱う。 ・転勤等により転学する場合、原則として再入学できるが、最初の1学期は在籍すること。また、2年以上の長期になる場合は無条件という訳にはいかない。その時は相談してほしい。
・通学範囲は定めていないが、中学の段階では保護者と同居すること。
・2010年は374名を合格とした。
・学力試験のみで、面接や口頭試問、作文はない。総合的な力を見る。
・教科ごとの足切りはせずに合計点のみで判断する。
・算数は答えだけでなく、途中経過や式、計算も書いてもらう。
・試験問題は、小学校の教科書の内容から出題するが、小学生なら知っていてほしい認識をもとに作成している。

●教科について
・中高一貫教育を行っている。
・英語では分割授業を導入しており、中高一貫校向けの教科書を使用している。
・数学は2年間で中学の範囲を終了し、中学3年からは高校の範囲を勉強する。
・社会と理科は中学1年から高校1年までの4年間で基礎的な内容を網羅し、高校2年からは進路に応じた選択制にしている。
・理科は8つの実験室があり、中学1年では週に2時間実験を行っている。
・教養総合の時間を土曜日の3、4時間目に設け、自分の興味や関心に応じて授業を選択している。

■15:05〜15:20  『学園生活について』   校務主任 平秀明先生
・1学年300名の7クラス。1クラス43名、正担任と副担任の2人できめ細かい指導をしている。
・クラス替えは毎年行い、学力が均等になるよう振り分けている。また、成績別、文理別のクラス編成はしていない。
・6カ年一貫教育である。
・授業は50分。夏は8時から朝礼が始まり、冬は8時20分から始まる。中学1年と2年は終礼も行っている。平均通学時間は1時間で、朝8時から始まるというのは早いのではないかとよく言われるが、ラッシュアワーを避ける、放課後にクラブ活動をする時間を多くとれるというメリットがある。
・昼食はお弁当持参だが、育ち盛りのため、地下にある食堂で朝7時30分から午後3時近くまで、パンや軽食を提供している。
・髪型や服装は生徒に任せている。体育祭の前には髪の毛をチームカラーに染める子どももいる。
・制服はないが、昔制服であった詰襟・黒ボタンを標準服としている。お下がりがあれば、指定ボタン(800円)を付け替えるだけで、安上がりに済む。
・校則がないため、自己を律する基準を設けることが必要。一人一人の気づきを忍耐強く見守っている。
・いじめや暴力、人の物を盗む等、人間としてやってはいけないことは許さず、家庭の協力のもと、本人と話し合うようにしている。
・勉強が中心であり、低学年は英語と数学で毎時間テストを行っている。また、試験の後は個別指導や補習も行っている。
・春の文化祭と秋の運動会は一般にも公開している。
・クラブは47あり、ほぼ全員が参加している。高校2年で引退し、大学入試に備える。クラブで身についた集中力や組織の運営の仕方は将来役に立ち、友人とは長く付き合っていくことができる。
・クラブの活動状況はホームページに掲載されており、冊子も100円で販売しているので、是非見てほしい。

 

■15:20〜15:30 『入試前後の事務手続きについて』   事務長 山田昭先生
・300名の募集で、高校からの募集は一切ない。
・出願資格は、2011年3月に卒業見込みで、1998年4月2日〜1999年4月1日生まれの男子のみ。
・出願は2011年1月20日〜25日。時間は午前9時〜午後3時。ただし、土曜日は正午までで、日曜日は受け付けない。遠方の方の場合、郵送でも受け付けるが、遅れても考慮しない。
・受験料の25,000円は事前に振り込み、銀行受領印のある学校提出用の証明書を出願の際に提出すること。
・願書は1部1,000円で販売している。
・写真は3か月以内に撮影したもので、試験当日に眼鏡をかける人は眼鏡をかけて写真を撮ること。
・試験日は2月1日。試験は4教科で、面接はない。詳しい時間等は、出願の際に受験票と一緒に説明書を渡す。
・試験は2時30分終了予定だが、それまで面会や差し入れはできない。保護者のために講堂を開放している。
・合格発表は2月3日で、電話での問い合わせやホームページでの発表はしない。
・入学手続きは2月4日で、当日手続きをしないと入学許可にならない。学費は一部変更になる予定である。
・奨学金は、麻布学園奨学金制度と授業料特別免除制度がある。
・試験当日は健康に気をつけてほしいが、もし体調が悪い場合は別の部屋や保健室でもテストを受けることができるので、当日申し出てほしい。また、風邪気味であったら、必ずマスクを着用するように。

■質疑応答 質問がないため終了。

■お知らせ   事務長 山田昭先生
・会場前方で個別に質問を受け付ける。
・本日、麻布グッズを販売しているが、平日の午前中も販売している。

 

☆備考
スリッパは必要ありません。記念館は土足厳禁ですが、見学する際はスリッパと外履き入れを学校側が用意していました。
参加者は、ラフな服装の方が多かったです。
子どもや父親の参加も目立ちました。 講堂手前で願書(1,000円)を販売しており、入口で説明会資料を配布していました。
過去問題は事務室にて、4科目1セット(500円)で販売していました。その他、記念館を出た所で麻布文庫(500円)、麻布の教育(1,300円)、広報誌(100円)の販売もありました。 座席の前後の幅が割とあるため、ゆったりしていました。

 

☆所感
ホームページで混雑するというお知らせがあったためか、早い時間から来ている方が多かったです。
会場には前方から座るよう指示がありましたが、みなさん自由に座っていました。開始15分前には1階はほぼ埋まっていましたが、座れない方のために先生が空いている席を探して保護者を案内していました。
スライドが流れている間は真っ暗なので、メモを取ることはできませんでした。 スライドを映しながら、校長先生が説明をしました。野球部の話等がおもしろく、会場は和やかな雰囲気になりました。また、授業風景や行事の様子、クラブ活動について多くの場面を映していたので、学校の雰囲気を知ることができました。
入学試験に関して等はもう少しゆっくり話してほしかったです。
質疑応答では誰も手を挙げませんでしたが、個別質問には保護者が並んでいました。
麻布グッズを購入するために、たくさんの方が並んでいました。 図書館に置いてある論集や中3卒業論文、PTA出版物を熱心に読んでいる保護者が目立ちました。 大学進学や実績に関しての説明は一切なく、資料も全くありませんでした。驚きましたが、本校の自信の表れだと感じました。
化学実験室には実験プリントや器具が展示されていました。図書館のある記念館はきれいで、食堂は広くはありませんが明るく清潔な感じでした。 学校の場所の割には敷地が広く、多摩川にもグランドがあるとのことでした。



 

 

 

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