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 保護者のための漢字学習ページ 【中学受験わかばナビ】

 

 

 

 毎日新聞さんに、「簡単な字でも、意外に読みにくいもの」を紹介しているコーナーがあります。

 一生懸命頑張っているお子さんに負けないように、保護者の方も一緒に学習しませんか。

 読者の皆様におすすめしたい問題を抜粋して掲載いたします。

 

 

何と読むでしょう?  意味は?

「諫める」
 

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 過去の問題

  • 12 「須く」    正解はこちら
  • 11 「鬱蒼」    正解はこちら
  • 10 「貼付」    正解はこちら
  • 9 「傲岸不遜」   正解はこちら
  • 8 「蒲公英」   正解はこちら
  • 7 「虫唾」    正解はこちら
  • 6 「蟄居」    正解はこちら
  • 5 「弄ぶ」    正解はこちら
  • 4 「慄然」    正解はこちら
  • 3 「畏怖」    正解はこちら
  • 2 「参詣」    正解はこちら
  • 1 「諧調」    正解はこちら

 

 1 諧調

かいちょう  

音楽や絵などの調和、整った調子の意。ハーモニーやメロディーを意味することもある。「諧」はこのたび常用漢字表に入った。ととのえるという意味の他に、おどけ、たわむれの意もあり、諧謔(かいぎゃく)といえば冗談、ユーモアのこと。ショパンのピアノ曲などがある軽快な音楽「スケルツォ」は「諧謔曲」と訳される。

 2 参詣

さんけい  

神社や寺におまいりに行くこと。詣は「ケイ」「もう(でる)」の音訓で常用漢字表に入った。訓は読めても音は「さんぱい」と誤る人が多いようだ。

 3 畏怖

いふ  

おそれおののくこと。大震災は現代人が忘れがちな自然への畏怖を思い起こさせる。畏は「イ」「おそ(れる)」の音訓で常用漢字に採用された。

 4 慄然

りつぜん  

ぞっとすること。「阪神大震災被災10日目に、視察のために神戸の地に立って、その被害を自分の目で見て、改めて慄然と立ちすくんだ」(95年本紙寄稿文より)。似た意味の語に「戦慄」がある。「然」は様子や状態を表すので、「戦慄が走る」の例がある戦慄より慄然の方がやや持続的な語感がある。慄は常用漢字になった 。

 5 弄ぶ

もてあそぶ

いじくること。「子供が人形を弄ぶ」などのほか、「沖縄県民の心を弄ぶ」など精神的な意味でも多用される。「もて遊ぶ」という表記が散見される。「もって遊ぶ」が語源とすると間違いとはいいにくいが、一般的には「弄ぶ」「玩ぶ」の漢字が当てられる。このほど弄が「ロウ」「もてあそ(ぶ)」の音訓で常用漢字に入った。

 6 蟄居  

ちっきょ  

家に引き籠もること。虫などが冬に地中に籠もることから。蟄居の蟄は啓蟄(けいちつ)の蟄。啓蟄の啓は「ひらく」こと。つまり啓蟄とは虫が冬籠もりをやめ地上に出ることである。なお、江戸時代の刑罰の一つで、謹慎させることも「蟄居」といった。

 7 虫唾  

むしず  

「虫酸」とも書く。「が走る」とセットで用い、不快、嫌いな感情の例えとする。胃から逆流したすっぱい液は体内の虫の唾との俗信があったという。唾は「ダ」「つば」の音訓で常用漢字になった 。

 8 蒲公英  

たんぽぽ  

中国の漢字表記に和名を当てたものだが、和名の由来は諸説ある。割合有力なのは、鼓の擬音「タン・ポポ」からという説。昔の子供は、タンポポの茎を鼓のように作り替え遊んだという。タンポポには鼓草(つづみぐさ)という別名がある。

 9 傲岸不遜  

ごうがんふそん  

おごり高ぶり、へりくだらないこと。
傲の字は「模倣」の倣に似ている。ある大学の入試でも、正解となるべき選択肢の中で「倣岸」という誤植があった。

 10 貼付  

ちょうふ

 はりつけること。貼の字は「チョウ」「は(る)」の音訓で改定常用漢字の答申案に掲げられた。ただし「備考」欄に「『貼付』は、『テンプ』とも」とある。本来の読みは「ちょうふ」だが、慣用で「てんぷ」とも言うということだ。

 11 鬱蒼  

うっそう

 たくさんの木々で覆われあたりが薄暗くなっている森林の様子。森林は多様な生物がすむ場所だが、伐採で年々失われている。鬱の字は改定常用漢字に選ばれた。鬱には気分がふさぐという意味のほか、木がこんもりと茂るさまも表す。蒼は改定常用漢字に不採用。

 12 須く  

すべからく

 ぜひしなければならないという意味。「すべからく注意すべき表現」などのように「すべき」を伴って使うのが基本。「すべて」の強調表現と誤解されやすく「世論調査はすべからくいいかげんである」などの誤用が多い。須はスの音読みのみ改定常用漢字表に掲げられた。

 13 諫める  

いさめる

よくない点を改めるよう忠告すること。目上の人への忠告なので目下の人に使うと不適切だ。唱歌「夏は来(き)ぬ」の3番の最後は「蛍とびかい、おこたり諫むる夏は来ぬ」。昔、中国で灯火の油を買う金がない男が、蛍を集めてその光で勉強したという故事からきている。今ふうにいえば、自然エネルギーの利用だ。

 

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