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 【青山学院中等部レポート】 私立中学校 説明会レポート 


 【青山学院中等部】  説明会レポート  

 

 

青山学院中等部 説明会レポート

 

日時:H22年10月23日(土)10:00〜  晴れ

参加者数:約1,200人

配布物:説明会次第、学校案内、青山学院総合案内、進学案内、アンケート、過去問題・解答用紙

内容
■10:00〜10:05
『始めに』   教頭 山本節子先生

・配布資料の確認。
・校舎見学をしない方から退場するので、見学をする方は説明会終了後そのまま座って待つこと。

■10:05〜10:15
『学校紹介VTR』 
・1日の生活の流れ、1年間の行事、授業の様子等。

■10:15〜10:35
『挨拶・中等部の教育』    中等部部長 山本与志春先生
・今年136年を迎える、幼稚園から大学までの総合学園である。
・キリスト教教育が中心で、重要な位置を占めている。キリスト教教育は生きる力を与える教育である。
・毎日2時間目と3時間目の間に15分の礼拝があり、最も大切な時間である。この礼拝で『あなたは大切な一人である、あなたは愛されている、あなたには希望がある』という話を毎日聞くことで、心の成長に大きな影響を与える。
・本校の生徒は自尊心が高く、自己肯定感がある。そのため、人に優しく接し、挑戦する力や勇気を持って立ち向かえる子ども達である。
・宗教も含め、10教科全ての教科が大切だと考えている。教科の価値を理解し、得意でなくても好きになってほしいと考えている。
・本物に触れ、存分に与えることを目指し、理科では毎時間のように実験や観察を行っている。
・今までは6クラスだったが、2011年度から中学1年と2年は1クラス32名の8クラスに変更する。そのため、きめ細かい指導ができる。
・お互いがお互いを教え合い、高め合い、競争ではなく協力することが大事である。
・成績の順位は出さない。また、評価は経過も大切と考え、テストの結果だけでつけるのではない。
・中等部は男女が自然で、仲が良く、自由で明るい校風である。
・教師は面倒を見すぎてはいけないと考え、事細かに干渉しない。黙って失敗させ、試行錯誤させることが大切だと考えている。子ども達は失敗や挫折をしながら学んでいく。また、喧嘩をしながら友だち関係を築いていく。
・初等部から進学してきた生徒と仲良くなれるかとよく聞かれるが、すぐに仲良くなれる。違いを大切にするという教えのもと、それぞれよい所を学び合おうと言っている。
・スクールモットーは『地の塩、世の光』。一人ひとりが大切な存在であり、大切な使命を持っているということである。

■10:35〜10:40
『聖歌隊の合唱』 

■10:40〜11:00
『学校生活について〜スライドを見ながら紹介〜』   シキシマ先生
・本校は表参道駅と渋谷駅を利用する生徒が多く、比率的には1:1。
・中等部から高等部へはほぼ全員が進学する。高校から大学へは約80%が内部進学し、残り20%は早稲田、慶応、上智、理科大や医学部に進学する。本校の大学は文化系が青山キャンパス、理科系が相模原キャンパスである。
・中学1年と2年は1クラス32名で、クラス編成は男女比16:16、初等部からの生徒と中学からの生徒の比も16:16である。中学3年生は1クラス42名の6クラス。
・基礎学力の向上と正しい学習姿勢を身につけることが大切だと考えている。受験のための授業はないが、質の高い発展的な授業を行っている。
・英語は小学校から高等学校まで一貫性のある教科書を使用している。初等部で英語を習っているため、中学1年生は初等部からの生徒と分けて指導している。 ・本校は裕福なイメージがあるが、多くは普通のサラリーマン家庭である。
・校則は少ないが、自由と我儘をはき違えないように指導している。ピアスやマニキュア、髪を染めること、携帯電話や寄り道は禁止している。また、制服のスカートの柄は自由だが、短くなりすぎないようにしている。
・男子は90.5%、女子は65%の生徒が運動部に所属している。受験がないため、自分のやりたいことに打ち込める。また、上下関係により社会性も育つ。
・行事が多くあり、色々な経験を積むことで大きな財産になる。
・入学式後、中等部生活を知り、友だちを作るために2泊3日でオリエンテーションキャンプを行っている。このキャンプにより、初等部からの生徒と中等部からの生徒の壁をなくして仲良くなる。
・公開行事として11月6日、7日に文化祭を行う。7日は午後からなので、間違えないようにしてほしい。その他、変更があればホームページに載せるので確認してほしい。

■11:00〜11:10
『卒業生作文』   高等部2年生

■11:10〜11:13
『ハンドベル演奏』 

■11:13〜11:28
『入試の出題について』 
●国語(11:13〜11:16)   ハヤシ先生
・文学的な文章と説明的な文章をそれぞれ2〜3問ずつ出題する。
・過去問で本校の形式に慣れることも大事だが、正解を求めるだけでなく、初めての文章を丁寧に読み取ることが大切。そのため、本校以外の過去問も練習してほしい。
・試験時間は50分。
・50字程度の記述問題を出すが、意見や感想を聞いているのではなく、決められた字数でまとめることが大切。
・配布した過去問題を見てもらうとわかるが、解答用紙が横書きなので、慣れておいた方がよい。

●数学(11:16〜11:20)   ヨコヤマ先生
・出題形式は例年と変わらない。
・基本的な問題を幅広い分野から出題する。小学校で学んだことを大切にしたいと考え、問題を作成している。
・学習指導要領で削除されたものは出題しない。
・発展的な問題を出題し、小数点以下第2位まで答える問題もある。
・問題の短い文章から必要な情報を読み取ることが大切。
・解答用紙は解答のみを記入する。丁寧な数字や記号で記入すること。判別できないものは不正解にする。間違えたところは消しゴムできれいに消す、小数点をはっきり書くということに注意してほしい。
・分数の解答は仮分数でも帯分数でも良いが、約分していないものは不正解とする。
・集中して、計算ミスをしないように。また、過去問題は練習しておいてほしい。

●社会(11:20〜11:25)   ウエノ先生
・地理、歴史、政治経済の出題比率は2:2:1。
・記号選択だけでなく、重要語句を答える問題もある。ただし、記述問題はない。
・歴史は色々な時代にまたがった時間の流れをとらえてほしい。
・時事問題は必ず出題する訳ではないが、知る価値のあるものは細部にこだわらずに出題することがある。普段から家族の話題に取り入れてほしい。
・設問に注意してほしい。正しいものを全て選ぶという問題なら、解答の数は自分で判断しなくてはならず、全て解答しないと正解にならない。
・誤字は誤答とし、減点にはしない。

●理科(11:25〜11:28)   ワタナベ先生
・出題形式は例年と同じ。
・物理、化学、生物、地学の4分野から均等に出題する。物理と化学は考える問題、生物と地学は知識を問う問題で、知識を問う問題の方が例年出来がよい。
・特殊な問題というよりは、一般的な受験勉強をしていたらやったことのある問題である。
・日常生活の中に科学的な目を向け、身近な物の名前や性質を考えるという習慣を身につけてほしい。
・全て選ぶという設問に対する答えは、全て選ばないと正解にならず、部分点はない。
・解答は丁寧に書くこと。
・速さの感覚、正確に答える訓練が必要である。

■11:28〜11:35
『入試全般に関する説明・連絡』   教頭 山本節子先生
・試験は4科目で、教科の足切りはなく、合計点で決定する。
・合格発表は2月3日で、10時から校内に掲示する。10時30分からホームページでも発表するが、ホームページで見るだけでなく、必ず学校に来て確認してほしい。また、電話での問い合わせには応じない。
・男女10名ずつ補欠合格を発表する。補欠の番号順に電話連絡をし、入学の意思を確認する。連絡が取れなくても飛ばすことはない。年によっては10名以上になることもあり、発表はしないが、突然連絡があるかもしれない。ただし、2月末までで、それ以降の繰上げ合格はない。
・入学金32万円は変わらないが、学費は設備施設料が2万円あがり、教材費は実費3万円ほどいただく。32名制になることにより、前年より5万円アップする。
・入学後、学費の支払いが困難になった場合、給付支援制度等がある。
・校舎見学の最後に進学相談コーナーがある。また、教員が立っているので、簡単な質問ならしてもらってかまわない。

 

☆備考
スリッパや事前予約は必要ありません。
子ども連れの方が多く、父親の参加も目立ちました。ただし、就学前の子供は入場できません。 会場は前からつめて座るよう先生方が案内していました。 9時30分に開場されましたが、講堂の階段にはたくさんの参加者が並んで待っていました。 講堂の入り口前で資料を配布し、ロビーで願書が500円で販売されていました。 個別質問は南校舎多目的室にて受け付けていました。

 

☆所感
説明会は先生が大きなベルを鳴らし、独特な雰囲気で始まりました。
聖歌隊の合唱やハンドベル、毎日の礼拝の説明等、キリスト教色が強く出ていました。
2回目の参加なのか、事前に説明会資料を持っている方がいらっしゃいました。入口でも『資料を持っていない方はお取りください』という説明でした。
女性用トイレは並んでいたので、早めに行かれるとよいと思います。 入試に関する補足では、募集要項に沿って説明したので、受験される方は事前に購入された方がよいと思います。 資料が充実しており、昨年のテスト問題も配布されました。 説明会終了後、校舎見学をしない人が退場し、その後、校舎見学をする方が前方に座った方から退場となりました。
校舎見学の際、各所に教員が立っており、質問をしている保護者が多かったです。 校舎はコースに従って見学し、校舎を出た所で中等部部長の山本先生が保護者を見送っていました。
説明会は中等部門を入ってすぐの青学講堂で行われたため、正門から入るとかなり構内を歩くことになります。分かりづらいので、中等部門から入った方がよいと思いました。 来年度から6クラスを8クラスに増やすことで、学費が約5万円あがるということでしたが、きめ細やかな指導が受けられるのであれば納得される方も多いのではないでしょうか。 『裕福なイメージがあるが、多くは普通のサラリーマン家庭』とのお話があった時、隣の方が苦笑されていました。

 

 

 

 

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