日時:平成22年10月10日(日)14:40〜 晴
参加者数:約350名
配布物:
若駒たち(作文・レポート集)、学校案内、Q&A、校舎平面図、募集要項、毎日小学生新聞、過去3年間の進学校一覧 内容
■14:45〜 案内開始、配布物の確認
■14:55〜 「学校長の挨拶」渡邉校長より
◎建学の精神 豊かな知性と科学的教養を身につけた健康で実戦力に富む有為な人材を育成する
◎沿革について 昭和32年東邦大学理事長額田豊と都立日比谷高校の校長であった菊地龍道が設立。昭和16年に高校からの募集を停止。完全六ヶ年一貫教育が完成。
◎特長
1.カリキュラムについて
・男子のみによる完全六カ年一貫教育。
・少人数教育の実践。分割授業の充実。
・中学と高校の枠を取り払った効率的なカリキュラム(先取りのカリキュラム)
・文系・理系に偏らないバランスの取れた人材の育成。
・教師と生徒の密接な関係の構築(教師も中学と高校の区別をしない)
2.学校行事・学年行事の充実
・リーダーシップの養成。豊かな知性。
・広い教養・自主性・自立心の育成。
3.クラブ活動の推奨
・全員参加のクラブ活動。
・友情の醸成(上下関係の構築)
・協調性・思いやりの心の育成。
4.進路指導の重視
・自分の将来や自分の人生を考える機会を提供。
・「人材育成基金」の活用(同窓会の寄付による基金)。
・学年主催の様々な社会の現場見学。
5.学校と家庭の強い絆
・運営委員会、学年集会、個人面談、学級懇談会など。
・PTA活動の盛況。
・母親のサークル活動。
・卒業生の母親の会の活動。
■15:24〜 「カリキュラムについて」
◎リーダー像
知力・体力・人間力の3つの力をバランス良く兼備した人
○知力とは何か
知識や学識をたくさん持っているだけでなく、学んだことの前提やパラダイムを問うことのできる力。learnとunlearn→知識・学識と知性・思考力
○駒場の3F精神
Friendship,Fairship,Fighting spirit
○カリキュラムの方針
・中高の枠にとらわれることなく6年間のスパンで柔軟にカリキュラムを編成する
・早い時期に文系理系に偏ることなく、幅の広いバランスのとれた学力を養成する
・中学高校の学習内容を系列的に精選して、各科目とも高校2年生でほぼ終わるように編成。高校3年では進路・志望校に合わせた学習を集中的に行う
・各教科の内容を有機的に系統づけ、授業の進め方を考える
(授業の様子をスクリーンで紹介)
・分割授業
クラスを2分して20名で授業を行う
・習熟度別授業
中学3年生の数学Bでのみ実施。その他の授業では生徒の学力が均一なため不要。
■15:58〜 「学校生活について」 生徒部長
◎生徒指導・教科学活動の目指すもの
1.自主自律・自他尊重の精神の涵養
「待つ」ということを重んじる指導。節度ある自由。「適切な行動とは何か」という問いかけ。
2.科学的合理的精神、真理探究心の涵養
試行錯誤の大切さ。「ナイフを持たせない」指導はしない。理系クラブの活発さ。
3.体位の充実向上、体力向上のプログラム
4.多様な個性の尊重
大きな集団での行事。多彩な学校行事、生徒会活動、教育相談。
5.リーダーシップの育み
中学1年生〜高校2,3年生が共に活動することから得られるものの大きさ。
■16:20〜 「入試について」 教務部長ヒラノ先生
◎入学試験について
入試傾向 配布資料Q&AのP11を参照
○国語
平成10年より物語の長文1題に絞って出題。
文脈を正確に読み取り、自分自身の言葉で説明できるか。
漢字の書き取りでは、「とめ」「はらい」など重要。字形はしっかりと書くこと。
○算数
解答だけでなく、解き方も大切。記述式。計算がきちんとできるかも大切。
○社会
知識だけでなく、「なぜ?」「どうして?」とどれだけ考えられるか、考えたことを的確に表現できるか。
○理科
知識も大切だが、暗記するだけでなく応用できるよう考える習慣をつけることが大切。
■16:40〜 校舎見学(希望者)
☆備考
スリッパは不要。
事前予約は往復ハガキにて行い、説明会会場の手前でそのハガキを出して資料を受け取ります。当日参加者は一旦別室へ案内されそこで待機。行事の様子を紹介した映像を観ながら待ちました。
真っ直ぐに会場に案内されている方々も同じものを観ていたようです。
日曜日のせいか、子ども連れの方が多く、父親の参加も目立ちました。正門を入った左手で願書を500円で販売していました。
☆所感
前の回が長引いた為開始が遅れていました。2日間で全6回行われたがどの回も人がいっぱいだったということでした。
説明会自体は、わかりやすい説明をされており学校の特色がよく伝わってきました。要所要所で生徒の様子やエピソードを交えながらの説明で笑いも起こり、リラックスした雰囲気の中で良い説明が聞けました。先生方のお話が終わるたび拍手がおこっていました。
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