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 【普連土学園中学校 説明会レポート】 私立中学校 説明会レポート 


 普連土学園中学校 説明会レポート  

 

 

普連土学園中学校 説明会レポート

 

日時:H22年12月11日(土)10:00〜  晴れ

参加者数:約400人

配布物:
説明会次第、説明会資料・学園生活、学校要覧、普連土学園紹介DVD、アンケート

 

内容
■10:00〜10:10  『聖歌隊合唱』 
・高校生による合唱(3曲)

 

■10:10〜10:30 
『教育方針と沿革』   校長 浜野能男先生
・本校はフレンド派のミッションスクールで、明治20年に創立された。フレンド派はクエーカーともいう。
・全ての人は人間である限り尊い存在であり、素晴らしい存在である。そのことを、クエーカーは「全ての人には神の種がある、内なる光がある」と表現している。
・フレンド派は世の中がどのような流れでも人間を大事にしなければいけないということを徹底した。全ての生徒は尊い存在であるということを根本としているため、1学年130名程度の少人数制にしている。
・普連土の普は「普遍的」、連は「連なる」、土は「世界の国土」を表している。
・今までキリスト教ではなくても構わない。また、キリスト教を押し付けることもしない。ただし、本校は人を大事にしようという考えがあり、奉仕に力を入れている。
・毎朝20分の礼拝を行っているが、教会の礼拝とは違う。礼拝の当番は全教職員と生徒が担当しており、宗教の話ばかりでなく自分の思っていること等も語っている。
・生徒には、お互いを人間として大事にしなければならないということを常に伝えている。
・校風については、資料に「普連土学園のここがスキ、ここがキライ」というページがあり、悪い点も載せているので、見て判断してほしい。
・学校は勉強をする所なので、きちんと勉強をしていただく。学校の力で生徒の進学希望を叶えるためにバックアップしている。有名校に何人合格という数ではなく、一人ひとりの希望を実現することが大切だと考えている。

 

■10:30〜10:45 
『学園紹介』   副校長 原田美代子先生
・1学年3クラス、全校生徒794名である。小ぢんまりとした学校で、毎年クラス替えを行っているため、生徒達はみんな仲良しである。
・様々な生徒がおり、どんな子どもも生き生きと活躍できる場がある。
・学校の雰囲気はアットホームでほんわかしているため、生徒は安心して過ごすことができる。また、生徒は教師を頼れる存在としており、職員室によく来る。
・週5日の2学期制である。中学は月曜日から木曜日は1日7時間授業、金曜日は6時間授業である。
・朝8時に出欠確認を行う。時間が早いが、これは空いている時間に来るためである。8時10分から20分間礼拝を行う。12時10分から13時までが昼休みで、パンの自動販売機はあるが、食堂がないため原則お弁当持参である。15時40分から終拝があり、讃美歌を1曲歌って1日を終える。
・クラブは21あり、加入率は85%前後で、全てのクラブが中学と高校が合同で行う。各クラブに2〜3名の顧問がつき、外部の社会人やOGに指導してもらうこともある。
・クエーカーは簡素であることを大切にしているため、外面よりも内面を磨くことを目指している。清楚な身だしなみを心掛けていただくため、ギャルにはなれない学校である。スカート丈が短い子どももいるが、ほとんどの子どもがきちんとした身だしなみを心掛けている。
・国際親善委員会では、里子が学校へ行けるよう献金しており、クリスマス献金では140万円を目標にしている。色々なことを考えるきっかけを生徒に与えたいと思っている。
・本校は心優しい生徒が多い学校である。

 

■10:45〜11:00 
『進路・入試について』   広報部長 大井治先生
○進路について
・家庭的な学校であり、その特徴を活かして進路指導を行っている。
・自分を見つめる、社会について学ぶ、家庭・卒業生・学校全体が支えるというS・F・S(Self・Family・Society)プロジェクトを行っている。
・中学3年では職業研究を行い、企業に行って見学をさせてもらっている。
・高校1年まで英会話があり、2クラスに分けて授業を行っている。数学は図形の分野は全てクラスを分割している。また、中学3年になると数量分野も分割する。
・中学1年から高校1年までにしっかりと基礎を学び、高校2年と3年で入試に対応できる実力の養成を目指している。高校2年で文系と理系に分かれるが、クラス編成では分けない。遅れていく子どもを作らないために、習熟度別に授業を行っており、ついていけない子どもには個別指導や卒業生に家庭教師をしてもらうこともある。
・合格率はほぼ100%だが、進学率は82%である。進学者の40%が早慶上智、国公立の大学へ進学している。

○入試について
・入学試験は2/1と2/4は4教科、2/2は午後に行い、試験は2教科である。
・算数は1番の計算問題から途中式を書く形式で、この途中式の配点が大きいため、途中式を書くと有利である。計算力を付けて、途中式や考える過程を書く練習をしてほしい。
・国語は記述式が非常に多く、部分点を詳細に設定している。漢字の練習を毎日行い、記述問題にチャレンジするように。
・理科と社会は色々なことに興味や関心を持つことが大切で、各分野均等配点のため、幅広い分野に興味や関心を持つようにしてほしい。

 

■11:00〜12:00頃
『施設案内』 
・15組ずつグループにわかれ、先生の説明を聞きながら施設内を見学。
・一通り施設を見学した後、教室に入り、一緒に案内してくれた生徒3名が質問に答える。

Q.入学して良かったと思う点と悪い点。
A.良い点は、少人数のため学年のみんなと友だちになれ、仲良くフレンドリーである。悪い点は、強いて挙げれば、校舎が迷路みたいで迷ってしまうところ。

Q.宿題について。
A.中学生は宿題が多いが、小テストも多く、そちらの勉強の方が大変。高校生は中学生よりも宿題は少なく、自主的に予習や復習をすることが習慣になっている。

Q.登校時刻が早いのは大変ではないか。
A.人によって通学時間が違うが、中1の半ば辺りでリズムができるので大丈夫だと思う。中1の最初は疲れてしまったが、慣れるので大丈夫。

Q.学校の友だちと遊んだりするか。
A.平日は無理だが、休みの日にはウィンドウショッピングをしたり、ランチを食べたりする。また、友だちの家に行ったり、自分の家に呼んだりもしている。

Q.敷地が狭いが、クラブ活動を外部のグランド等で行うことはあるか。長男の学校では、外部グランドに通う交通費がかなりかかっているのだが。
A.外部のグランドを定期的に使うことはない。土曜日に他校で練習試合をすることはあるが、毎週という訳ではないため、交通費がかかるなと思うほどはないと思う。

 

☆備考
事前の予約は必要ありません。 施設を見学する方はスリッパが必要です。下足入れは学校にビニール袋が用意してありました。
校舎を入った所で、資料と首から掛ける入校証が渡されました。
講堂を出た所にミニチュアの制服が展示されていました。 開始30分前の9時30分頃から15分程度の学校紹介DVDが流されました。 父親の参加や子どもを連れての参加が非常に多かったです。

 

☆所感
スリッパを持参していない人は、説明会の前に受付に申し出るように案内がありました。 座席は皆さん自由に座っていました。
資料の入った封筒に番号が記載してあり、学校に来た順番に早い番号がもらえます。
施設見学はその番号順に案内されますので、早めに帰りたい方は、早く来た方がよいと思います。
学校説明会という割には、学校に関する説明が少ないと感じました。施設見学に1時間も時間を取るなら、授業の見学ができればよかったと思いました。 施設は15組くらいずつのグループに分かれ、1名の先生と3名の生徒に案内されました。
説明会が始まる前に学校紹介DVDが流されたため、見ることができない方もいらっしゃいましたが、配布資料の中にDVDが入っていたので、ご家庭でも見ることができます。 本校舎はとてもきれいで、木を基調としているため、温かみが感じられました。また、机や椅子、ロッカーまで木製だったので驚きました。 説明会中に幼児の話し声が耳障りだったので、お子さまを連れている方にはもう少し配慮してほしいと思いました

 

 

 

 

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