日時: 2011年6月24日
■春日部共栄中学校は、埼玉県春日部市にある男女共学の中高一貫校で、中学校を開校してから9年目になります。
中学校の校舎は、春日部高校のOBが設計した建物で、他の学校とはかなり違ったデザインです。
平成23年度より春日部共栄中学・高校の校長先生が宇野禎弘になりました。校長先生からは4本の柱について話がありました。
■4本の柱
@本物にこだわった体験型教育
中学生だからこそ専門家の話や先端の科学に触れさせたい。本物を見る、聞く、読む、接するという体験が大切。
・年8回の講演会
・カナダ研修(3年次全員参加)
A文武両道
中学生が勉学に励むのは当然!勉学以外に熱中できるものを何か1つ持とう!
目標: 一人1国立1早稲田
部活動: 野球部・水泳部など全国レベルの部活動も多い。
B心の教育
ほめて育てる。
「学校は失敗するところ、教室は間違えるところ」
4つの気(元気・勇気・根気・本気)を持って入学してほしい。
C保護者参加型の教育
遠足 今年度は20名以上の保護者が参加した。
林間学校やスキー教室にも保護者の参加がある。
■平成23年度中学入試結果
◇志願者数 第1回 1/10 662名(H22年度 668名、H21年度 871名)
第2回 1/14 728名(H22年度 683名、H21年度 904名)
第3回 1/25 717名(H22年度 128名、H21年度 139名)
※H23年度は3回同時出願が可能となったため、第3回入試の志願者数が大幅に増加した。H22年度までは第3回入試の出願は、第2回入試の発表の後からだった。
※日程が変更になった。第2回が1/14(H22年度 1/15)、第3回が1/25(H22年度 2/5)
◇受験者数 第1回 1/10 635名(H22年度 635名、H21年度 836名)
第2回 1/14 381名(H22年度 341名、H21年度 533名)
第3回 1/25 225名(H22年度 115名、H21年度 125名)
◇合格者数
第1回 1/10 379名(H22年度 352名、H21年度 357名)
第2回 1/14 157名(H22年度 144名、H21年度 190名)
第3回 1/25 86名(H22年度 69名、H21年度 34名)
◇特待生数
第1回 1/10 40名
第2回 1/14 15名
第3回 1/25 4名
◇合格最低点(350点満点)
第1回 1/10 175点(H22年度 182点、H21年度 213点)
第2回 1/14 200点(H22年度 199点、H21年度 205点)
第3回 1/25 189点(H22年度 180点、H21年度 189点)
◇受験者平均点(国語100点、算数100点、社会75点、理科75点)
第1回 国語 52.1点、算数 54.4点、社会 42.2点、理科 31.5点
第2回 国語 62.1点、算数 44.5点、社会 38.5点、理科 41.5点
第3回 国語 46.1点、算数 52.0点、社会 36.3点、理科 38.1点
◇合格者平均点(国語100点、算数100点、社会75点、理科75点)
第1回 国語 57.4点、算数 64.1点、社会 47.2点、理科 35.3点
第2回 国語 69.5点、算数 58.0点、社会 45.8点、理科 49.6点
第3回 国語 51.8点、算数 63.1点、社会 42.7点、理科 42.2点
・入学者数122名
・手続者数126名
・辞退者数 4名(H22年度 13名、H21年度 15名)
◇併願上位校
男子
早稲田、本郷、芝、城北、海城、開智、獨協埼玉、立教新座、栄東、城北埼玉、市川、芝浦工大柏、東邦大東邦、麗澤、渋谷幕張
女子
大妻、豊島岡女子、女子学院、共立女子、青山学院、浦和明の星、淑徳与野、開智、獨協埼玉、栄東、市川、芝浦工大柏、専修大松戸、東邦大東邦、麗澤
■平成24年度中学入試について
◇変更点
@試験時間・満点
社会 30分50点満点(H22年度 35分75点満点)
理科 30分50点満点(H22年度 35分75点満点)
A入学手続
全ての回 2/9 15時まで
Bインターネット出願
全てのカードで支払いができるようになる予定。詳細は10月以降の説明会にて
C特待生
各回合格者の上位10%程度(H22年度までは、280点以上で若干名)
○国語 ・大問2題、1題は説明的文章、もう1題は物語的文章から出題する。
・説明的文章では、
@「要点」・「要旨」の理解に関わる問いを出題する。
A文章の流れを決めていく接続の言葉や、キーワードについての問いなどを出題する。
B解答は、選択肢から選ぶものが多くなるが、該当箇所を抜き出すものや、空欄を補充するもの、自分で記述する形式のものなどがある。
・物語的文章では、
@文章全体のメッセージを読み取ることを中心にして、表現に関する問題などを問う。
A解答は、選択肢から選ぶものが多くなるが、該当箇所を抜き出すものや、自分で記述する形式も含まれる。
○算数 ・大問は6題で、
@〜Bまでは計算問題、面積・体積の計算問題や速さ・距離の問題など「算数」の基礎学力を確認する小問を集めている。
C〜Eまでが「理解力・思考力」を問う問題で、
Cは文章を理解して、図を利用しながら具体例を通して解法を考える問題になっている。
Dはグラフを利用する問題。
Eは計算方法を理解して答えを求める問題になっている。
○社会 ・地理、歴史、公民の3分野を2:2:1の割合で出題する。
・半数程度が記号で答える問題、半数が単語で答える問題を出題する予定。単文で答える記述問題を各分野から1題ずつ基本として出題する。
・すべての分野で時事的な話題を踏まえ出題する。
・小問数を減らし、問題文を短くする。
・地理的分野
@地形図(地図記号がある地図)や統計資料(生産量や貿易などのグラフや表)の読み取り
A現代の社会生活(産業・くらし・環境・文化など)の現状・変化・課題
B貿易・外交についての基本的な知識を問う問題
C日本の都道府県名・県庁所在地や産業、自然地形の名称(山脈・平野・河川など)
・歴史的分野
@各時代の特徴(政治・経済・文化・人物など)とその変化の原因と結果を問う
A史料(写真・図表・文献など)を用いて各時代の背景や状況を問う
B日本と世界の関わりについての理解を見る
・公民的分野
@時事問題に柱を置きながら日本の政治の仕組み(憲法・政治機構・選挙制度等)に関する基礎学力を問う
A日常からテレビや新聞のニュースに目を向け、意見を述べる力があるかを問う
○理科 ・大問5題で、物理、化学、生物、地学の各分野から出題する。
・解答形式は、記述式と選択式の両方だが、作図や、グラフを描くものなども出題する。
・実験、観察、観測をもとにした問題が中心で、データやグラフを読み取る力や観察する力が求められる。
@は小問5問で最近の話題を中心に選択式で解答する。
Aは「生物や環境」の分野で、実験結果から考察する問題が中心となる。植物・動物・人の体としくみ、生態や行動の問題も出題される。
Bは「物質と変化」の分野で、水溶液の性質及び変化、物の燃え方と空気、水の状態変化、気体の性質、物の溶け方から小問5問前後で出題。実験の意味や実験結果、または表やグラフを読み取って考察したり、その数値を利用した計算問題も出題されることがある。
Cは「運動とエネルギー」の分野で、電流のはたらき、光の進み方、音、電気や光のはたらき、てんびん・てこ、おもりのはたらき、温度による物の変化から出題する。
Dは「地球と宇宙」の分野で、地形、気象、天体の分野から出題する。オーソドックスな問題が中心。
■平成23年度大学入試結果(合格者数)
◇国公立大28名(H22年度 2回生32名)
東京大1名、京都大2名、東京医科歯科大1名、お茶の水女子大1名、東京学芸大1名、電通大1名、埼玉大3名、千葉大1名、横浜国立大1名、筑波大2名、東北大2名 等
◇私立大
早稲田大6名、慶應義塾大7名、上智大5名、東京理科大10名、明治大10名、青山学院大9名、立教大3名、中央大8名、法政大9名、学習院2名 等
中高一貫3回生(卒業生数99名)
情報協力: エクセレントゼミナール (柏駅から徒歩4分)
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