佼成学園中学校

建学の精神

「平和な社会の繁栄に役立つ若者の育成」
その基盤となるのは自らの価値を知り、周囲の人々に感謝し、思いやりの気持ちを表すことの大切さを説く精神です。学力偏重に陥ることなく、豊かな情操をもって健全な心と体を育む、円満な人格形成が私たちの願いなのです。

◆校訓
「行学の二道を励み候べし　行学絶えなば佛法はあるべからず」
仏法は釈尊が私達人間の人格を完成させ、世界を平和にするための教えである。
行と学とは、その教えを体験と学問とによって、私達に知らしめるものにほかならない。行と学とは、車の両輪の如く、鳥の双翼の如きものとされる「行」と「学」は、すなわち「体験による人格の向上」と「学問による知識」の両立を意味しているのです。

◆理念・教育方針
佼成学園は、宗教法人立正佼成会を母体として昭和29年9月7日に設立されました。
創立者である庭野日敬先生の「建学の精神」は、「法華経の精神に基づき、豊かな宗教的情操を培い、知に偏らず、情・意の教育にも力を注ぎ、心身一如の円満な人格をもった平和社会の繁栄に貢献できる人間を育成する」ことです。
仏教は、一般的に「仏さまの教え」、もしくは「仏になるための教え」といわれていますが、仏教の特質としてその大切なところは、「多くの人と共に」という精神に深い意義があります。「建学の精神」にある「法華経の精神に基づき…」というのは、「私たち一人ひとりが仏様と同じ素晴らしい心を持っていることを知り、多くの人とともに生き、磨きあい、助け合いながら、現実の社会と積極的にかかわろうとする人間を育成するということです。佼成学園では、この「建学の精神」を生かした教育活動を展開しています。

沿　革

1956年に立正佼成会の社会事業の一環として中学高等学校を開設。
高校野球部は66年以降春、夏あわせて3度甲子園へ出場。
91年に中高六カ年一貫教育として中学5クラス175名募集を開始。
94年に高校、96年に中学の新校舎が完成。
97年に六カ年一貫教育第一期生卒業、
2003年に高校文理科を普通科文理コースに変更。
2004年には学園創立50周年を迎えました。

教育の特色　

○六年間のカリキュラムで実力をぐっとアップ！

中高一貫教育のメリットを活かした独自のカリキュラムが、佼成学園の特徴です。6年間は、自分の将来を見据え、それに必要な学力を身につけていくために十分な期間。
「前期」「中期」「後期」の2年ずつに分けた効果的な指導で、入学時にまだそれほど学力が高くなくても、最終的に数ランク上の大学を目指していくことが可能です。また、学習時間の充実も特徴。週6日制を堅持し、各教科とも時間数で公立校を圧倒しています。この豊富な時間数を生かして，国数英では様々な角度からアプローチする多彩な授業や小テストの実施，社理では臨地研修や実験・観察，本格的なレポートの作成などを実施しています。

○柔軟なカリキュラムときめ細かな選択授業

大学入試から逆算して練り上げられたカリキュラムには、習熟度別授業や希望講習、少人数制クラスなど豊富に配置。生徒一人ひとりが、自分の実力をスタート地点に、志望に向けて着実に学力を向上させていくことができます。こうした生徒本位のサポートにより、上位成績者はさらに実力を伸ばし、到達度の十分ではない生徒も弱点を克服することができます。また「先取り学習」にも意欲的です。英数は5年間で全過程を終了し、高校3年次は大学入試問題演習に集中。他教科でも中学生のうちから高校用の教材を併用します。高2からは特進（文系・理系）コース、進学（文系・理系）コースに分かれ、多様な選択授業を組み合わせて履修してそれぞれの進路に備えます。

○その他の特徴

◆充実した施設で行う情操教育････中学の「技術・家庭」、高校の「情報」ではコンピュータを利用した授業も。ＩＴ技術の基本や応用について幅広く学びます。

◆ネイティブスピーカーの英語指導･･･英語を母国語とするネイティブスピーカーの先生を招いた英会話授業を実施。手作り教材による楽しく実戦的な授業が好評です。

◆国際感覚を養う海外研修プログラム･･･希望者を対象に中２・中３はオーストラリア、高１・高２はイギリスへ、ホームステイを原則とする海外研修を実施しています。

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