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桐朋女子中学校
桐朋女子中学校の情報は中学受験わかばナビ桐朋女子中学校の基本情報
- 住所: 〒182-8510 東京都調布市若葉町1-41-1
- TEL: 03-3300-2111
- アクセス: 京王線「仙川」徒歩5分
- 生徒数: 約890名 教員数(中高): 専任75名 講師65名
- HP: http://www.toho.ac.jp/chuko/index.html
- 参考偏差値: こちら
初年度に掛かる経費 | |
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授業料 | 494,400円 |
入学金 | 270,000円 |
諸経費 | 426,500円 |
初年度必要金額 | 約1,190,900円 |
※桐朋学園債(任意9 1口50,000円 2口以上
※特別教育活動基金(任意) 1口5,000円 1口以上
※帰国子女教育研究基金(帰国生のみ、任意)1口20,000円 1口以上
最新情報 |
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09.10/28 平成23(2011)年度4月から、学校週6日制を実施します。 こちら
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備 考 |
■英語:
■募集 ・高校募集: 普通科50名(帰国生も含む)
■併設学校 |
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併設高校の大学合格実績 上位校 |
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立教大、青山学院大、中央大、明治学院大、東京女子大、日本女子大、成蹊大、明治大、早稲田大、上智大、大妻女子大、東洋英和女学院大、法政大、玉川大、成城大、日本大 など |
併願中学校例 |
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吉祥女子中、武蔵高附属中、法政大学中、東京農大第一中、桐光学園中、成城学園中、日大第二中、星野学園中、恵泉女子学園中、多摩大聖ヶ丘中、山脇学園中、昭和女子大附中、八雲学園中、大妻中野中、聖望学園中、トキワ松学園中 など |
教育理念
『こころの健康 からだの健康』
文部科学省は、変化の激しい社会に「生きる力」の重要性を強調しています。
この「生きる力」の言葉のなかには、相手の立場に立って考えたり共感したりすることのできる温かい心や、美しいものや自然に感動する心といった柔らかな感性、たくましく生きるための健康や体力も含まれています。
いま、子どもたちを取り巻く環境に目を向けてみると、殺ばつとした競争社会に有害な情報が氾濫しており、心と体のバランスの取れた成長が危ぶまれています。
桐朋女子が掲げる教育理念「こころの健康 からだの健康」は、そんな子どもたちに、心も体も健康に育ってほしいという願いが込められています。
概 要
桐朋女子中学校・高等学校は、1941年(昭和16年)、山下汽船株式会社社長の山下亀三郎氏の寄付金を基にして創立された山水高等女学校を前身とし、戦後 (1947年)、桐朋学園として再出発した、中高六ヶ年一貫の女子校です。学校法人桐朋学園は、女子部門(調布市)・音楽部門(調布市・富山市)・男子部門(国立市)の三部門から成り立ち、各部門が独自の歴史と校風を持ち、互いに連携・協力し合いながら、それぞれの教育方針や教育目標に基づいて特色ある教育活動を行っています。各部門には、またいくつかの学校があり、児童・生徒・学生それぞれの発達段階に応じた指導方針や一貫した教育カリキュラムにより、大きな教育成果をあげています。
教育の特色
○教育の特色
@教育課程:生徒一人ひとりの能力と個性を開花させる6年間
中1の英語・数学は分割授業です。また、中2と中3の英語・数学は一部コース別授業になっています。高2・3では大幅な科目選択制をとっており、生徒は興味関心や進路にあわせて「自分の時間割」をつくります。
Aブロック制:伝統あるブロック制の成果
桐朋女子では、中高6ヵ年を2学年ごとに、Aブロック・Bブロック・Cブロックに分け、
生徒の成長過程に適した学習や生活の目標をもって教育にあたっています。
1. Aブロック:楽しく学校に来る
〈学習〉基礎重視の2年間。数学・英語は少人数制で学習効果を高めています。
楽しい学校生活には次の条件が必要です。「勉強がわかる」、「自分の才能を発揮し活躍する場がある」。中学校の学習は、各教科で要求されること、クリアしなければならないことがたくさんあります。桐朋女子の基礎と言えるAブロックでは、後の4年間を生徒が自立、そして自律できるように、きめ細かな指導が行われます。
数学・英語に少人数制を採り入れ、英語には外国人講師の時間を設置するなどの試みが大きな学習効果をあげています。これも、数学・英語の学習にとってこの時期がとても大切であることをふまえてのことです。理科や社会の学習では、レポート作成も細かく指導します。国語の古典学習も、ポイントを押さえながら、楽しく行います。このように各教科のステップを確実に歩んでいく過程が、B・Cブロックでの学習の礎となるのです。
〈生活〉行事などの体験を通じて、自発的な姿勢と周囲への心配り、社会性を培います。
まだあどけなさの残る中学1年生が、桐朋女子の生活でまず驚くのが体育祭のスケールの大きさです。まだ何もわからない1年生は、教員や卒業生の助けを借りながら最初の体育祭に臨みます。上級生の自主的な行動やはじけるエネルギーの素晴らしさに心揺さぶられ、まさに開いた口がふさがりません。そして6月、クラブ活動への参加が認められ、生活に新しく重要な要素が組み込まれます。
桐朋女子には、週2時間のホームルーム活動があり、さまざまな活動が企画・実践されます。教員が主導する場合もあれば、生徒の主体性に任せて立案・計画させ、実践していく場合もあります。体育祭・文化祭の準備が良い例です。それぞれの立場で、自発的・積極的な姿勢を身につけると同時に、周囲の人に対する心配り、協調性などの社会性も培っていくことになります。
2. Bブロック:自らの欲求が社会的に的確なものか判断し、積極的に挑戦していく
〈学習〉中学から高校への確かな着地を重視。多様化する生徒のニーズにも柔軟に対応。
中学と高校の2学年が共存するこのブロックの大きな特徴は、学習上の中高間の段差を小さくしていることです。一般的に、高校生になると勉強が急に難しくなると感じるケースも見受けられますが、Bブロックでは、教科ごとに中学・高校の学習内容を精選・統合し、着実にステップアップできるよう配慮しています。
また、生徒のニーズも多様化してくる時期であり、教員は柔軟に対応しています。芸術は、3科目からの1科目選択。体験学習も増え、中学3年では三浦半島での「地学巡検」、高校1年の「東北研修旅行」では、現地ならではの様々な体験に学びます。保健体育では、併設小の3年生と交流体験。理科は必修選択科目になり、実験に多く取り組みます。現代社会では、各自テーマを決めて調査・考察し、レジュメにまとめてクラスで発表。課題解決学習の基礎が培われます。
〈生活〉6年間における節目を意識させ、「自分とは?」という自己対話・発見をうながす時期。
Aブロック(中1・2)の2年間で、それぞれの居場所を探し、その過程でお互いの得意分野を認識し始めた生徒たちは、このBブロックでは、自分自身の適性を意識し始めます。そこにも、学校としてのプログラムが用意されます。中学3年では、12月の校長面接を大切な節目と意識し、「高校に進学する」ということを考えていきます。そして、卒業生の講演や、友人の刺激を受けたりしながら考え、自己を見つめます。
高校1年では、「進路適性検査」やCブロック(高校2・3年)の時間割作成作業等で、芽生え始めた「自分とは?」という問いをより具体的にしたり、教科・科目選択で意志決定をしなければなりません。桐朋女子のBブロックは、じっくり自分と対話することに振りあてることのできる、新たな自己発見を体験する時期として用意されています。
3. Cブロック:自分の適性を見極め、希望する道を歩むにふさわしい力をつける
〈学習〉目指す進路に向けて、時間割を生徒が自ら作成。濃密さを増す2年間です。 桐朋女子の最大の特色が見られるブロックです。この2年間の時間割は生徒が自分自身で作成します。各自の進路を目指して作った時間割を、自ら意欲を持って選択し、難しくなる授業に楽しみながら挑戦します。家庭総合で校外実習を行ったり、保健では各自が調べたことを授業で発表したりと、学習形態もバラエティに富んでいきます。 高校2・3年が同じ教室で勉強するノングレード制の授業もあります。高校3年になると、互いの志向を認め合う人間関係にも支えられ、それぞれが歩みを進め、「一人ひとり違っていていい」という意識をますます強くもちます。最終学年では、体育祭や桐朋祭などの行事で他学年を圧倒するパワーと熱意で取り組み、苦楽を共にしてきたかけがえのない仲間の「一生懸命取り組む姿」を糧に、自分でも驚くような力を発揮します。
〈生活〉役割・責任や課題は大きく、そして達成感と充実感も最高に味わいます。 最後の2年間のCブロックは、どの生徒にとっても「とても楽しい2年間」のようです。学習やクラブ活動・生徒会活動等、それぞれの居場所で、役割・責任や課題は大きくなり、多忙にもなります。その分、困難を乗りこえ、達成した時の充実感は言葉では表せないほど。特に、それまで培ってきた友情は、まるでタペストリーのようです。「大丈夫。私がついているから、あなたはあなたらしくいていい」というベクトルが満ちているのです。 その団結力・集団としての決断力・行動力は、迫力と輝き、そして冷静な判断力を伴って、学校生活の中に生かされていきます。下級生たちへの影響も大きく、良い意味の「桐朋内循環」ができあがるのです。中学生の頃は、一つ一つの課題にエネルギーを注ぐ先輩たちの姿に憧れ、刺激を受けて成長した自分が、高校卒業式を迎える頃には、入学以来、さまざまなところで先輩や友人、教員に支えられてきたことを知ります。 桐朋女子での生活が、自分自身を広く、深く成長させ、どんなことも決してあきらめず、自分らしさを貫く自信を根づかせてくれたことに気づくのです。そして、「桐朋女子を去りがたい」という思いにかられます。そんな卒業生が世の中に約18,000人、社会で活躍し、社会を支えています。
特徴 |
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知性と感性を6年かけてバランスよく育成することを目標としています。そのため進学だけに特化したカリキュラムではありません。自ら考え、自ら解決する力を養うため、どの教材も調べ学習や課題レポートなどが多く、また感性に磨きをかけるため、本物に触れる芸術鑑賞や校外学習に工夫を凝らしています。 |
国 語
中学では漢字の試験を、高校では古典文法や古文単語の確認試験を定期的に実施。計画的に学習する習慣の定着と、国語の基礎力を身につけることを目指します。また、古典学習は「慣れ親しむことから始まる」という考えのもと、“桐朋女子独自のテキスト”を使って、中学1年から古典を学んでいきます。名作古典の冒頭や百人一首などを暗唱し、作品の読解・鑑賞にじっくり取り組みます。
各学年で作文やレポートを課し、日々の授業ではスピーチにも力を入れています。作文やレポートに継続的に取り組むことで書く力が高められ、「考える力」の土台を作りあげることにもつながるのです。
高校2年では、夏目漱石『こころ』中島敦『山月記』、高校3年生では、森鴎外『舞姫』の課題レポートを課します。毎年質の高いものが提出されます。高校2年の国語表規では、様々な言語表現に挑戦し、他人の評価を受けながら表現力を磨いていきます。
中学3年や高校2年の研修旅行の際には、その地域にゆかりの古典や文学の世界を味わい、他にも学年行事として古典芸能鑑賞を体験する場も設けられます。
高校1年の国語総合と高校2年の現代文の学習では、年間10冊程度の課題図書を設けています。文学史上、重要な位置にある多くの作家や作品と出会う機会が豊富にあります。
社会
中学での「社会」の授業では、こまめなテストで基本的な知識の定着を図ります。その一方で、前期と後期のレポート作成を通じて知識の活用・表現の力を育てることを目標としています。中学1年では「地理」を中心に地形図を読み、学校周辺(調布・三鷹)の観察やレポート作りから始まります。その後、日本の諸地域・アジアをはじめとする世界の諸地域へと地理的視野を広げます。中学の「歴史」では、日本の歴史を中心に、遠い過去に生きた人びとと今の私たちの間に深い関係があることを学びます。博物館見学や地域史研究、家族からの戦後史聞き取り調査などを行います。中学の「公民」では、憲法・政治・経済の学習を三本柱とし、ここでも見学レポートなどの課題が出されます。高校1年では前期に現代史と「地歴A」、後期に現代の諸問題「現代社会」の二つを学びます。後期の「現代社会」は生徒個々人による発表学習でプレゼンテーションカが養われます。
高校2・3年には、大幅な選択制のもとに、世界史・日本史・地理・政治経済・倫理など分野ごとに深める授業と、受験に対応した各演習の授業を設置しています。また、6年間の「社会」の集大成としての世界史・日本史・公民の各特講や本校の八ヶ岳高原寮周辺のフィールドワークを行う地理実習の授業があります。
数 学
Aブロック(中学1・2年)では、2クラスを3分割した少人数の授業で、基礎学力の定着に重点を置いた指導を行います。中学2年の後期は授業のスピード、扱う問題が少し異なる2つのコースから各自が選択し、基礎力増強を図ります。Bブロック(中学3年・高校1年)では、授業のスピード、使用するテキストが一部異なる3つ(高校1年は2つ)のコースから自分に適したコースを選びます。中学2年の後期での経験を生かし、生徒一人ひとりが自覚と責任を持って選択するよう指導をしています。Cブロック(高校2・3年)の数学は自由選択制です。選択に際し学習意欲と探究心をもっていることが重要な要素です。
A・Bブロックでは継続的に計算テストを行い、計算力の向上に努めています。また、各単元の学習が終了する毎に『単元テスト』を行い、学習の理解を確認します。不十分な時には、目標とするレベルに向けて補習等を徹底します。高校1年までの4年間は、各学年の学習内容に加え、上級学年の内容も一部前倒しにして学習します。高校2・3年の授業は『自由選択』となります。高校2年では、「数学U」「数学B」が、3年では「数学V」「数学C」の他に、大学受験の準備として「演習」の科目も用意されています。高校1・2年の学習内容から発展的に学習します。また、Cブロックにはコンピュータのプログラミングを学習していく「数学特講」があり、高校2年か3年のいずれかで選択可能です。
理 科
理科は、物理・化学・生物・地学それぞれ、専門の教員によって授業が行われます。中学1年の生物分野では、「本からではなく、自然から学ぶ」という考えから、植物・動物など身近な生き物の観察・スケッチを通して、自然を見る目を養います。中学2年では、生物分野と化学分野を学びます。化学では実験を重視し、2時間続き(90分間)で授業を行います。器具の扱い方や正しい操作を身につけるとともに、疑問を解決していくための基礎知識の習得に力を入れています。中学3年では、物理分野と地学分野を学びます。物理では、生徒実験だけでなく、教員による演示実験を数多く行い、身の回りの現象に着目する授業を展開。それらの思考を発展させるための数学的処理・グラフ処理の方法の習得にも力を入れています。地学では、5月に三浦半島剣崎で野外実習を行い、地層調査から地球の変動を考える授業を進めています。
高校では、選択制になります。生徒の興味・関心や進路に合わせて高校1・2年で「物理」「化学」「生物」「地学」の4分野から2科目以上を選択し、体系的に自然科学を学びます。ここでは、中学で習得した基本操作を基に、より高度な実験・観察を行います。特に、「生物」では希望者を対象に、4泊5日で夏休みに実施される「生物野外実習」が用意されており、生態的・分類的な観点で調査を行います。
冬季には、口径15cm屈折望遠鏡を備えた天体観測ドームを利用して、「星を見る会」が催されます。地学選択者に限らず、たくさんの生徒が月面や惑星などの観察を行っています。高校3年では、進路に応じて「物理」「化学」「生物」「地学」とともに、大学受験のための「演習」の科目がそれぞれの分野に用意されています。また、「化学」では希望者を対象に、短期集中講座の「化学実験実習」を行っています。
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外国語
中学1年では、アルファベットの勉強から始まって、音と文字のつながりや筆記体の練習もします。簡単なあいさつ、自己紹介、家族の紹介ができるようになります。電話での応答や手紙を書くことにも挑戦します。中学2年では、身近な話題についての基礎的な英文を理解し、自分の考えや将来の夢、経験などを簡単な英文で表現できるようにします。3年では、複雑な構文に触れ、まとまった英文を読むことにも挑戦します。英語を通して環境や人間の生き方についても考えます。中学2・3年では、コースごとに学習を進めます。ていねいに学習する標準コースと発展的な学習を含む発展コースです。外国人講師の授業に関しては、中学2・3年では週1時間、高校1年ではオーラルコミュニケーションで半期、高校2・3年ではオーラルコミュニケーション選択者が通年で授業を受けられます。
高校1年では、英語T・オーラルコミュニケーションが必修科目でオールラウンドな力をつけていきます。そして高校2・3年では全面的に自由選択科目になるので英語U、オーラルコミュニケーション、リーディング、ライティングの他、入試問題演習、時事英語、更にはフランス語・中国語も学習できます。
6年間を通して帰国生特別授業があります。担当は、本校の外国人専任講師です。生徒の英語力の保持・伸長を目指し、常にカリキュラムに工夫が施されています。
桐朋女子中学校 トピック
- 最寄り駅の京王線・仙川駅周辺は、緑も多く武蔵野の面影も残り、思わず散策したくなります。
- 体育祭と文化祭の本校二大行事は必見です。
- 32の部活が短い練習時間の中、文武両道を目指して競い合って成果をあげています。
- 八ヶ岳山麓に高原寮があり、卒業後も利用できます。
- 新体操部: 団体の部で全国優勝の経験あり。 放送部: 毎年、全国放送コンテストに出場。 高校陸上競技部、高校ソフトボール部: いずれも過去に全国大会に出場経験あり
- 特待生制度なし
- 早稲田、慶応、上智、学習院などの指定校推薦大学あり
- 著名な卒業生: 桐野夏生(作家)、 小谷実可子(シンクロで五輪へ、JOC理事)、 城戸真亜子(タレント、画家)、 堂真理子(テレビ朝日アナウンサー) など
代表的な行事・修学旅行 |
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体育祭(中高合同で学年対抗形式で行う) 文化祭(中高合同、一般公開あり) 中3で東北研修旅行(3泊4日) 高2で関西旅行(5泊6日) |
学校からのメッセージ |
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ぜひ年間複数回行う学校説明会に足をお運びください。 文化祭もぜひお嬢様と一緒にご覧になってください。まずは本校のホームページをご覧になってください。 |
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