関西大倉中学校

教育理念

全校一致のもと、誠実でやさしさと活力あふれる、人間を形成する。

５つの教育目標
1.一人ひとりの個性・才能を生かし、知力・体力を育成する。
2. 自ら考え、責任ある行動がとれる人間を育成する。
3. 誠実で品性の高い教養のある人間を育成する。
4. 男女・民族、言葉の違いを越え、互いの人権を尊重し、平和を願う人間を育成する。
5. 自然に親しみ、自然とともに生きることが大切だと思える心を育成する。

 

○百余年の歴史と伝統の中で磨き抜かれた ノウハウをもとに、常に先進的教育を実践
関西大倉中学校・高等学校の教育理念は「全校一致のもと、誠実でやさしさと活力あふれる人間を形成する」というもの。これには、他人を思いやるやさしい心を持ち、知力・体力・徳力に優れた人間に育って欲しいという願いが込められています。すでに本校の歴史は100年を超えましたが、豊かな人間性を養成するという教育目標のもと、絶えずより良い教育をめざす新たな挑戦を続けています。そのことが、本校が伝統校として高い評価を受け続けている大きな要因だと言えるでしょう。

 

○生徒一人ひとりの可能性と個性を伸ばす 教育カリキュラム。
中高の6年間は、子供たちが将来、社会に出て活躍していくための基礎知識、基礎体力、そして豊かで強靱な精神を身につける大切な時期です。本校では、難関大学への進学を目標として掲げる一方、3年間または、6年間を通じて一貫した独自の教育システムを確立することで、生徒一人ひとりの可能性と個性を伸ばすことにも真剣に取り組んでいます。この多感な時期に、多くの人と交わることで、世界の中での自分の位置を知り、自分も社会の一員であるとの自覚をもつ人間を育てていくことこそ、私たちの目標であり、また大きな誇りと感じています。

 

○学力・人間力・個を育み、自らの意志で、力強く未来を ひらいていく人に
本校の教育理念の大きな柱である「徳育」を土台とした教育は、学力だけでなく、自主性や自立精神、人間性を養います。3年間または、6年間を通じて学園がもつ素晴らしい自然環境と設備のもと、勉学にクラブ活動に思いっきりチャレンジしてください。きっとそのなかで、素晴らしい友や先生との出会いが、学園生活をより豊かなものにしてくれるはずです。その結果として、目標とする大学への進学をはたし、大学や社会に出てからも、強固な意志と行動力、豊かな人間性を備え、社会のさまざまな分野でたくましく、新しい未来をひらいていくことができる人材に成長して欲しいと願っています。

 

 

沿　革

1902（明治35）年10月 　　平賀義美、関西商工学校創立。 　　大阪市北区堂島浜通二丁目、 　　大阪市立大阪高等商業学校内に仮校舎設置。
1905（明治38）年8月 　　 大阪府西成郡鷺洲町大仁に校舎新築移転。
1907（明治40）年4月 　　大倉喜八郎、大阪大倉商業学校創立。 　　北区常安町32番地に校舎設置。
1948（昭和23）年4月 　　学制改革により，関西商工学校は関西実業高等学校に， 　　大阪大倉商業学校は大阪大倉商業高等学校に改称し， 　　共に中学校を併設
1948（昭和23）年9月 　　関西実業高等学校，中学校と大阪大倉商業高等学校， 　　中学校が合併し，関西大倉高等学校，中学校として新発足。 　　校舎は大阪市大淀区大仁本町の関西実業高等学校の校舎 　　を使用。
1963（昭和38）4月 　　現在地に全校移転。
1984（昭和59）年 　　韓国善隣商業高等学校 （現・韓国善隣インターネット高等 　　学校）と姉妹校結縁調印。
1989（平成元）年 　　特進コース設置。
1994（平成6）年 　　関西大倉中学校開設。
1997（平成9）年 　　中学校で女子募集開始。
1998（平成10）年 　　合併50周年を迎える。
2000（平成12）年 　　高等学校で女子募集開始。
2002（平成14）年 　　創立100周年を迎える。

 

教育の特色　

○六年一貫教育

◆関西大倉では、主要国公立大学進学を目標に 独自の「六年一貫教育」を実施しています。
関倉独自の一貫教育で、6年間をかけて、一人ひとりの学力を最大限に伸ばします。 関西大倉の六年一貫教育が目標に掲げるのは、京大・阪大・神大をはじめとした主要国公立大学への現役合格です。こうした難関大学に進学するためには、しっかりとした基礎学力をベースに、正しく筋道を立てて論理的に考えることができる本物の「思考力」の育成が不可欠です。関西大倉では、長年培ってきた教育ノウハウと先進のメソッドを融合した独自のカリキュラムのもと、6年間という期間を通じて無理のない先取り学習を実施。「ゆっくり、じっくり、みっちり」と生徒の成長ステップを考え、一人ひとりの習熟度に応じた教育を行うことで、難関大学合格への道を確実に開いています。

 

◆基礎力養成期間　中1〜中2 　　　自ら取り組み、自ら学ぶ。一人ひとりの学力の基礎をつくる。
難関大学進学に向けた高度な学習の土台となる、基礎学力を養成する期間です。授業の受け方、ノートのとり方から、家庭学習の習慣など、まず勉強する姿勢をしっかりと身につけ、その上で集中力・論理的思考力・読解力など、以後の学習に不可欠な基礎能力を磨いていきます。また、特に英語・数学は標準時間数を上回る授業数を設け、生徒一人ひとりの習熟度別の授業を導入しながら、この2年間で中学課程をほぼ修了。ただし、いたずらに学習を急ぐのではなく、ゆとりを持たせた授業時間数のなか毎週行う「鍛練テスト」や「補習授業」をきめ細やかに実施し、その後の学習の土台となる学力の基礎固めを徹底しています。

・毎朝10分間の読書で、集中力アップ
毎朝、朝礼前に10分間の「読書時間」を設けています。これは、本を読むことで学習前の集中力アップ効果を狙ったもの。また終礼時には日本語聞き取りテストも実施する一方、独自の推薦図書「関倉100選」を選定するなど、本校では国語力をあらゆる学びの基礎と考え、その能力向上に特に力を注いでいます。

 

◆応用力充実期間　中３〜高1 　　　将来の夢・目標を定め、大学受験に向けた勉強をスタート。
中学3年になると、身につけた学習習慣をもとに先取り学習を進め、高校の内容の一部をポイントを絞って履修。早期から大学入試に向けた学力の充実を図っていきます。また中3からは、成績上位者を選抜しての「Ｓクラス」を編成（学年ごと入れ替えあり）。主要国公立大学合格をめざして、本格的受験勉強のスタートを切ります。高校に上がると、大学教授を招いての「学問体感」をはじめ、学部学科説明会なども実施。幅広い学部・学科のなかから、早い段階で自分の興味や適性、将来の目標をしっかりと定めることで、受験意識を高めています。

・放課後の「学習会」や夏休みの「サマースクール」を実施
放課後に実施される「学習会」は、それぞれの興味や到達度に応じて、生徒が自主的に参加する勉強会。生徒一人ひとりが、苦手科目を克服したり、よりハイレベルな勉強に挑戦できるよう工夫を凝らしています。また、中3の夏休みは「特別授業」に加え、希望者には、合宿によるハードな勉強会「サマースクール」も開講。高校生になると必要な長期休暇中の学習習慣づくりも早い段階から指導しています。

 

◆実戦力確立期間　高2〜高3 　　　主要国公立への合格をめざして受験に向けてラストスパート！
京大・阪大・神大をはじめとする主要国公立大学への合格を目標に、演習中心のカリキュラムで応用力を育成。2年次で高校課程はほぼ修了するため、3年次には入試に的を絞り、最近の入試傾向の詳細分析をもとにした効率的な学習指導を行うなか、受験に必要な学力を徹底して身につけていきます。また、志望大学・学部によってセンター試験や二次試験での目標点数も異なるため、個々に必要な学力、目的に合わせた学習ができるよう、主要校ごとの対策をテーマとした学習会も開催。生徒と先生による二人三脚で、個々の生徒を志望大学合格へと導きます。

・受験対策のカギを握る、多彩な「学習会」
現在、高1〜高3生を対象として開催される「学習会」は、年間約40〜50講座にものぼっています。その一覧は『ONE FOR EACH』という冊子にまとめられ、生徒全員に配布されています。生徒たちは必要に応じて、苦手克服の基礎講座や、センター試験対策の講座、二次試験に対応した記述力、応用力の養成など自由に選択受講。各教科担当のきめ細やかな指導のもと、万全の受験対策を行っています。

 

 

○人材育成

徳育をベースにした教育で優れた人材を育成。
関西大倉では知・徳・体のバランスのとれた総合的な人格を備えた生徒を育てることを目標に、特に「徳育」を土台にした指導を日々実践しています。そのため、学力とともに重視しているのが、中学生、高校生としての基本的な生活態度。挨拶・礼儀作法・言葉づかい・身だしなみなど一般社会で必要なマナーはもちろん、常に相手の立場で物事を考え思いやる心など、社会の一員としての節度と自覚ある行動なども丁寧に指導しています。こうした人間教育により、生徒自身が自己を律し、授業やクラブ活動に懸命に取り組むだけでなく、いきいきはつらつと生き、しっかりと自立できる人間を育成します。

 

○Ｓクラス　　めざせ！東大・京大・阪大

◆中学３年への進級時、成績上位者を対象に、 特別教育を実施する「Ｓクラス」を編成。
中学3年次に｢Sクラス｣を編成。東大・京大・阪大への現役合格を目的に、よりハイレベルな教育を実施します。さらに、毎年｢Sクラス｣と他のクラスの生徒の入れ替えも実施することで、互いに切磋琢磨しあう環境のもと、徹底した学習指導を行っていきます。

 

◆予備校進路担当経験者と先生の二人三脚で、 戦略的な進路指導・受験サポートを徹底。
大学入試問題の研究や模擬テストの分析から志望校合格にターゲットを絞り、万全のバックアップ体制を確立します。また、｢Sクラス｣独自の大学見学会や、現役の教授を本校に招いて講演していただく｢学問体感｣を実施。大学の研究に触れることで、将来の目標や夢を具体的に描いていけるよう指導しています。

 

◆関倉名物「学習会」でも、「Ｓクラス」向けスペシャルカリキュラムを用意。
放課後には｢学習会｣を連日開催。毎年研究を重ね、少人数制の一歩踏み込んだ指導で、生徒、先生ともに高いモチベーションで学力を高めています。今後は、東大・京大・阪大の受験対策を念頭に、｢Sクラス｣のための｢学習会｣も実施します。

○カウンセリングサポート

◆受験の不安も優しくケアする「カウンセリングルーム」を設置

関西大倉では、生徒一人ひとりが心豊かな充実した学園生活を過ごすための一助にと「学内のリビングルーム」をイメージしたカウンセリングルームを設けています。
思春期や受験期の生徒たちの精神的ケアに励む一方、保護者の方々に対しても、ご家庭での子育てについての悩み相談にも積極的に対応しています。

 

 

 

特徴
・数学は中1からティームティーチングによる演習を含む習熟度別授業。 ・週1時間の英語・数学の鍛錬テストの結果に応じて放課後の補習や再テストを実施。 ・国語力も強化として、毎朝10分間読書の時間を設け、終礼時には日本語聞き取りテスト（土曜は漢字の小テスト）を行っています。実施している小テストについては再テストや補習も行い、しっかりサポートします。 ・中3からＳクラスとして成績上位1クラスを選抜しています。（高1までクラスの入れ替えがあります）

代表的な行事・修学旅行
・入学直後の宿泊オリエンテーション。 ・中3で北海道、高2で沖縄への修学旅行 ・中1、中2では5月にディベート大会。夏休みから予選を行い、11月には全学年代表者による弁論大会がある。 ・高1ではパワーポイントを使った発表会を行っています。

学校からのメッセージ
これからのお子様の人生、将来を見据えた学習指導、行事、課外活動を行っています。 基礎学力、学習習慣を身につけるため熱意溢れる教育を日々　「ゆっくり、じっくり、みっちり」　行っています。 本校で学び、是非、大きな夢を掴みとってください。

 

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