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中学受験用語 「た行」


ダブル出願

受験日と受験時間帯(午前・午後)が同じである複数の学校に、願書を提出しておくこと。同じ日の同じ時間帯に2校を受けることはできないので、当然どちらかの1校は受験しないことになる。この場合のメリットは、それ以前に受験した学校の合否結果・受験生の精神状態や体調などを考慮し、受験直前になってどちらの学校を受験するか決められることにある。たとえば実力相応校に合格した場合、翌日以降の受験はチャレンジ校を選択し、そうでなかった場合には押さえ校を受験する、という具合に。また、学校のホームページで発表される最終応募者数を見てから、受験倍率の低い方を受験したいという場合にも、こうした方法がとられるようである。


試し受験

東京・神奈川の入試は2月1日から始まるので、それ以前に他県の学校を受験して確実に合格しておくことが、第一志望合格のカギとなる場合もある。これは入試慣れをして度胸と自信をつけておくための受験であり、合格しても入学するつもりのない、いわゆる完全な「試し」であるためにこう呼ばれる。しかし、学校側もそれを見越して、実際の募集定員よりかなり多くの合格者を出すとはいえ、万一失敗したときのことも考えて慎重に受験校を選んでおかないと、2月の本命校受験に重大な影響を及ぼすことになる。近年の中学受験者数の増加とともに、「試し」ではなく実際に進学する受験生が増えてきているので、合格ラインがアップしている学校もあることに注意しておきたい。


チャレンジ校

現在の実力では手が届かない難易度で、出題された問題と自分の得意分野とが合致した場合や、入試当日の受験生の動向によっては、合格可能だと思われる学校のこと。入試では何が起こるかわからないため、最終的には、チャレンジ校・実力相応校・押さえ校・試し校を含め、1人平均して5,6校願書を提出することが一般的になっている。


特進クラス

主に進学系の高校・中学校で導入されている編成方法の名前です。有名大学進学を大きな目標にかかげ、その目標のために徹底した学習を行っていく学級をさしています。目的意識の強い生徒が集まります。特別選抜クラスと同様です。


特待生入試

入試での得点が一定基準以上に達した生徒に対して、入学金や授業料を免除する特待生を選抜する入試のこと。「特待生入試」では不合格であっても、得点が「一般入試」の基準を超えている場合はそちらでの合格を認めたり、特待生枠としての入試は行わず、「一般入試」の中で一定基準を満たした生徒に対して特待生合格を認めたりする学校もある。


土曜授業

土曜日を利用して様々な講習を行うことをさしています。正課教科を月〜金に学び、土曜日はそれらをまとめる講習、補習、または平日には行われないプログラムを用意している学校もあります。私立中高では、土曜日の使い方を工夫して、学力向上や、様々な経験をさせるようにカリキュラムを組んでいます。

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