神奈川東部私立中高フェスタ　レポート　　　　中学受験わかばナビ

新横浜プリンスホテル5Fシンフォ二アで行われる『神奈川東部私立中高フェスタ』は、広い会場の中、落ち着いた雰囲気の中で行われる説明会です。

昨年を大きく上回る、約2200人もの方が来場されました。

この説明会は　“多角度から見ていただき、地域の中学校の良さを肌で感じて欲しい”　をコンセプトに掲げて開催されています。

開会の挨拶にもありましたが、参加している学校にそれぞれのカラーがあり、私学の良さを感じてもらうための説明会です。

会場を大きく分けると「個別相談コーナー」、「在校生による生徒相談コーナー」、「ビデオ学校紹介コーナー」に分けることができます。

「ビデオ学校紹介コーナー」 は、コーナーを2つにわけ、なるべく多くの方に見てもらいたいと、各校のビデオを午前午後の2回を放映しています。

「個別相談コーナー」はご家族で来場される方が多いことを予想して、各校のブースとも多くの椅子を用意したり、混みあう時はミニ説明会を開催するスペースも用意されています。

この説明会の大きな特徴は「在校生による生徒相談コーナー」にあると思います。
在校生に直接、学校のことを聞くことができるコーナーです。近くに先生方がついていることはありません。個別相談コーナーだけではなく実際に通う在校生の生の声を聞いて欲しいと考え企画しています。コンセプトにある“多角度から見ていただき・・・” という考えがここに表れていると感じました。
ある先生にお話しを伺ったところ、過去の経験から予想される質問内容は伝えることがあっても、質問に対する答えや言って欲しいことなどは一切生徒たちに伝えていません。
自分たちの感じていること、思ったことをそのまま話していいよ、と生徒たちに伝えているそうです。生徒の生の声をが聞けることに企画の意味があると感じているからです。
生徒たちは進んで協力してくれるそうです。説明や受け受け応えは、先生方の個別相談コーナーに顔負けしないものがあります。
自分たちの学校の良さを知ってもらうための活動に充実感を感じているように見えました。

現在は場所の関係から行っていませんが、昔は在校生による部活発表などもあったようです。

学校の色々な面を知って欲しいという開催意識は、現在も大切に保たれている説明会だと感じました。

取材：2010年6月6日（日）